僕は自分が複数存在していると思っている
家族といる時の自分、友人といる時の自分、職場の人といる時の自分、恋人といる時の自分
それら全て一人の自分であるはずなのに、それら一人の自分は少し違う気がする
僕や俺や私のように、自分を指し示す表現は複数存在している
やはり自分が複数存在しているということではないのか
しかし、自分が二人も三人もいるわけではない。分身などできないのだから
イメージとしては、仮面をつけているイメージが近いのではないか
その仮面は自分が能動的に選んでつけているのではなく、受動的に決定されるものではなかろうか
友人に合わせた自分、職場に合わせた自分になるために仮面をつけかえているのではないか
つまり、つける仮面は他者に依存する
他者に依存するからこそ、仮面は複数存在することになる
なぜならば他者は複数存在しているから
本当の自分とはいったいどの仮面をつけた自分なのだろうか
おそらく何の仮面もつけていない自分が本当の自分なのではないか
今この文章を考えている自分も本当の自分ではないのかもしれない
週末ホテルという仮面を被った自分のはずだから
ただ、限りなく今の僕は本当の自分に近いはず
自分を私と表現していないのだから
本当の自分が何なのか分かったら改めてこの記事を記載しに来ようと思う
何日先になるのか、何年先になるのか分からないが
たとえ本当の自分というものに答えを見つけたとしても
朝起きて服を着て家を出るように、仮面をつけて家を出るのだろう
_週末ホテル_
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