大人になるということは、「できること」が増えることだと思っていた
事実、好きなものを好きな時に買うことができるようになったし(一定の妥協が必要なケースもあるが)
お酒も飲めるしタバコも吸えるようになった。選挙権も得るしね。
ただ、増え続けるだけとは限らないのではないか。
子供の時にできていたことが、大人になるにつれできなくなることもあるのではないか。
時間を気にせず何かに没頭すること とか
負けることを恐れず何かに挑戦すること とか
大人になるにつれ、考えないといけないことが増える
仕事のこと、将来のこと、お金のこと、などなど
考えないといけないことが増えると、スケジュールとして管理するようになる
スケジュールとして管理するようになると常に時間を意識するようになる
「今週の土曜日はXX時からXX時までXXをして、その後XXをして」のように
時間を気にせず何かに没頭することなんていつしたか覚えていない
また、負けることを恐れずに何かに挑戦したのはいつだろう
子供の時は無理にでも競わされた
部活の大会や受験戦争 などなど
その時に負けて悔しい涙を流したし、勝った時には大喜びをしたことを覚えている
大人になった今はどうだろう
負ける可能性があれば、逃げるという選択をとれるのが大人だと思う
勝負をしなければ負けることもないのでね
こういう生き方でもある程度の給料をいただき、ある程度の生活はできていると思っている
ただそれでいいのだろうか
大人になるにつれ、できることは増えるけど、捨ててはいけないものを捨ててしまっている気がする
僕はこの生き方で成長するのだろうか
そもそも真に僕は成長することを求めているのだろうか
僕は現在30歳
寿命で三途の川を渡るとすると、まだまだ生き続けることになる
何かこのタイミングで生き方を変えないといけないのかもしれない
僕が成長の過程で捨ててしまったものを、
30歳のうちに再度拾い上げて、31歳を迎えたい。
たっくす
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